今回の記事では「研究室経由で就職するメリット・デメリット」を紹介します。
私は2018年に都内私立大学を卒業して、筑波大学の大学院に進学しました。学部でも院生時代でも就活をしてきたのですが、かなり違いがありました。なので、私立大学の学校推薦と国立大学の学校推薦の違いについて書いていきます。
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目次
理系推薦はずるいのか?
理系大学生は学校推薦や研究室推薦で簡単に大手企業に行けるというイメージがあると思います。対して就活をしていないのにいい企業に入れるのはずるいと思われるかもしれません。ただ理系の学生は大学生活が忙しく勉強を頑張ってきている人が多いので、推薦で内定が決まるのは合理的だと言えます。
私のいた都内の中堅私立大学では、大手のメーカーから中小企業までさまざまな推薦が来ていました。印象としては20-30%くらいは名前を聞いたことがある企業でした。大企業の子会社が多かったです。(三菱〇〇みたいな)
国立大学(筑波大学)では、50%-70%くらいは名前を聞いたことがある企業でした。本当に大手ばかりだったのでかなり衝撃を受けました。ただ、学校推薦にはメリットとデメリットがあります。
理系の学校推薦のメリット3選
私は筑波大学生として就活をする際に学校推薦を使うことを考えていました。そのときに感じたメリットは以下の3つです。
選考で優遇される
学校推薦で受けるとかなり選考で優遇されます。
書類選考はパスされるとか、2次面接から受けられるなど企業によって違いますが、通常の選考よりも選考の数が少なくなります。推薦で大手メーカーに行った同期も「かなり選考が少ないわ」と言っていました。
先輩にリアルな体験談を聞ける
同じ大学から就職した先輩にリアルな体験談を聞くことができます。
学校推薦を出す企業は、学内企業説明会の時にリクルーターとして卒業生が来ることが一般的です。卒業生ということもあって、マイナビ説明会やリクナビ説明会の時とは違ってリアルな体験談を話してくれます。
私は学内説明会の時には「入社して辛かったことはなんですか?」や「入社前と入社後でギャップはありましたか?」とか、本当に知りたいことを聞いていました。大学の後輩ということもあって悪いことや愚痴なども聞くことができました。
卒業生に詳しく話を聞いた上で入社できるというのはかなりメリットです。
早期に内定をもらえる
理系推薦を使うと早期に内定をもらえます。
大学3年や大学院生1年の時に(実質的な)内定が出ることも普通にあります。推薦を使って就職した私の同期も3月には内定が出ていました。早く就職先を決めたい人にはかなり嬉しいです。
ただ私は自由応募で内定をもらいましたが、学校推薦の人よりも早期に内定をもらうことができました。なので、早期に内定をもらいたい人は、並行して自由応募もした方がいいです。
理系の学校推薦のデメリット3選
学校推薦はメリットも多いですが、デメリットもあります。
受けられる企業が限られる
学校推薦を使いたいと思っても、推薦が来ていなかったら推薦で受けることはできません。
行きたい企業が決まっていて学校推薦があるから推薦を使うというのは良いです。しかし、学校推薦の中で行ってもいい企業を探すとなると視野が狭くなるので危険です。
内定辞退ができない
推薦で受けて内定をもらうと、内定辞退することはほぼ不可能です。
内定を辞退しないことを条件として早期に内定を出しているので、辞退できないのは当然です。絶対に行かないと思っても、会社や大学・研究室の迷惑になるのでなかなか辞退することはできません。
退職しづらくなる
推薦で就職した会社は、多少退職しづらいです。
特に研究室の教授と会社側が繋がっている場合は、退職の話題を出した瞬間に教授に話がいきます。教授から詰められるということも考えられるので、辞めづらいです。
学校推薦と並行して使うべき就活サイト5選
もし行きたい企業が学校推薦で受けられるのなら、推薦を受けられるようにGPAを上げるように頑張ることが第一です。しかし学校推薦は100%受かるわけではありません。私がいた筑波大学だと学校推薦を使っても半分以上落ちる企業はいくつもありました。某有名メーカーだと推薦を使ってもほぼ受からない企業もありました。
なので学校推薦を使う予定でも、就活サイトで自由応募をしておいてください。