【大学院に行く意味は?】筑波院卒が考えてみた院進のメリット・デメリット

この記事では「大学院進学のメリット・デメリット」を紹介します。

私は2020年に筑波大学の大学院を修了しました。大学院生時代に感じたことと、社会人になって感じたことの両方を踏まえてお話しします。

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大学院に行く意味は?

結論から言うと「大学院に行く意味(価値)はあります」

大学院とは研究する場所で、大半の人は2年間通うことになります。東大理系や京大理系などは学生の9割程度が大学院に進学します。中堅大学の理系は5割以下、文系になると1割以下程度の進学率になります。

まず2年間使って大学院に行く価値があるかというと、人によっては行く意味があります。人によっては、大学院で学ぶことと大学院卒という学歴に価値があるからです。

大学院進学のメリット3選

大学院進学のメリット3選を紹介します。

専門知識が身に付く

大学院で2年間研究を行うと専門分野の知識が高まります。

大学院は研究機関なので世界トップレベルの研究をしていることも多いです。偏差値が高い大学は研究のレベルが高い傾向があり、学生で世界トップレベルの研究を行うことも可能です。自分が興味がある分野に熱中すれば、2年間という短期間でもかなり専門分野に詳しくなります。

論理的思考が高まる

大学院生は研究やプレゼンをしていくことで論理的思考力が高まります。

研究は未知のものを開拓していくことなので、自分の頭で考え続けることが必要になります。また自分の研究内容や進捗状況についてプレゼンすることも多く、論理的に話すことが鍛えられます。

就職の選択肢が広がる

大学院卒の学歴は就職で有利になります。

学内の推薦を使うことで大企業に就職する人も多いので、有名企業に入りたい人には大きなメリットです。またメーカーの開発・研究職に就くには院卒の肩書きが必要になることも多いです。会社によっては修士ではなく博士を持っていないと入れない部署もあるほどです。

大学院進学のデメリット3選

大学院進学のデメリット3選を紹介します。

社会人になるのが遅くなる

修士で2年、博士は5年も社会人になるのが遅くなります。

すぐに働きたい、早く自分で稼ぎたいと思っている人にとっては大きなデメリットになると思います。ですが生涯賃金では大卒と同じ、もしくは大卒以上になるというデータもあります。高年収になりたいと思う人はよく考えてみた方がいいです。

学費が必要になる

大学院に進学するためには学費が必要になります。

大学院生で学費を全て稼ぐというのはかなり難しいので、金銭面は親とよく確認した方がいいです。奨学金や大学院生でも給料がもらえる制度などもあるので、よく調べておきましょう。また私立大学に通っている学生は国公立大学の大学院に進学することで学費を抑えることができるのでオススメです。

精神的につらくなる

大学院生は精神的につらいです。

学部時代と違って研究成果が求められます。成果が出ないと徹夜で実験をしたり土日関係なく研究をすることになることもよくあります。また周りの友達が就職して稼いでいるのを見ると焦りを感じることがあったり、親戚や友達に「まだ学生なんだ」と言われることもあります。

【結論】大学院進学はオススメ

メリットとデメリットを紹介してきましたが、私は大学院に進学して良かったと思っています。

大学院や学会で有名な先生方と関わることができたのは、人生の中でもトップレベルで貴重な経験だったと思っています。また大学院卒という学歴があったおかげで、第一・第二志望の一部上場企業から内定をいただくこともできました。倍率100倍以上の出版社のインターンシップに参加することもできました。

大学院進学が人生に大きなメリットを与えてくれたので、大学院に興味を持った人は入学を検討していただきたいです。このサイトでは大学院に進学するための情報をまとめているので、ぜひ他の記事も見ていってください。

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