この記事では「就活をせずに大学院進学するのは逃げなのか」についてお話しします。
私は2020年3月に筑波大学の大学院を修了しました。学部時代は少しだけ就活をしましたが、ほぼ大学院進学に注力していました。なので大学院進学した人の意見として聞いてください。
結論から言うと「就活をせずに大学院進学をするのは逃げではない」です。
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大学院進学が逃げではない理由3選
大学院進学が逃げではない理由はこの3つです。
大学院入試は大変
院卒の私が、大学院生2年と社会人2年を比べるとつらさはほぼ同じくらいでした。
大学院は成果を求められるプレッシャーがつらく、社会人は上司とのやりとりや肉体労働がつらかったです。つらさのジャンルが違いますが、逃げと言われるほど大学院は楽ではありません。
また、理系は文系と比べると就活で優遇されています。なので就活に失敗して大学院に進学する人はそもそも少ないです。
大学院生活もつらい
大学院は普通につらいです。
研究室にもよりますが、院卒が「社会人は楽だしお金をもらえるから最高」と言っているのをよく聞きます。大学院も会社も場所によってつらさが違います。
どうせ2年後に就活する
大学院に進学しても2年後には就活をします。
なので一時的には逃げたかと思われるかもしれませんが、2年後に就活はやってきます。大学院生は楽だからと言われることもあります。実際比較的容易に大企業に就職できますが、第一志望の企業に入ろうと思うとかなり難しいです。
院進しても就職から逃げられない
ただ大学院進学しても結局2年後に就職することになります。
就職に失敗したから大学院に進学しようと考えている人は注意してください。就活をやり直すためというモチベーションしかないと、ほぼ必ず病んでしまうと思います。就職浪人とは違って院生としてやるべきことがたくさんあります。研究室によっては全然就活をする余裕がないということもあります。
大学院卒という肩書きになることで、第一志望の企業に行ける可能性が高まるでしょう。ですが本当に2年間研究をし続けるモチベーションがあるかを考えてみてください。
大学院生はインターンシップに行かずに就活に失敗している人がたくさんいます。大学院入試を受けようと思っている人も1年目の夏にはインターンシップに参加するようにしてください。どんな仕事に就きたいか明確にすることで、本当に大学院進学した方がいいかわかることもあります。
就職に失敗したら就職留年・既卒就活がオススメ
就職に失敗して大学院に進学しようと思っている人は、就職浪人や既卒就活をおすすめです。
留年をして就活をするとほとんど授業や研究をせずに就活することができます。準備が足りなくて就活がうまくいかなかったと思っているなら、留年をする方が希望の就職先に行けると思います。
希望の就職先が既卒でもOKなら、卒業して就活するのも1つの選択肢です。全ての時間を就活に使えるので後悔がない就活ができると思います。ですが学生の時と比べて履歴書的に印象が良くないので、それをカバーするような何かが必要になってきます。
結論、大学院進学は就活の逃げではありませんですが、就活に失敗した人は院進よりも留年や既卒就活の方がいいかもしれません。色々話してきましたが、自分でよく考えて選べばどの選択肢を選んでも後悔しないと思います。
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